痛みのメカニズムを知れば慢性痛は怖くない
実は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といったものは痛みの原因にはならないと言うことをご存知だろうか?
医療業界に入って約4年。
医療の発展とともに医学の常識も常に変化する。
患者様と向き合っていく中でまず1つ気になることがあった。
それは、日によって症状(痛みや痺れの度合いなど)に大きく波があると言うこと。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症に関して言えば、不可逆性のもの。
つまり一度飛び出した椎間板や変形した骨が勝手に元に戻ることはない。
神経を圧迫して痛みや痺れ(ビリビリ・ジンジンしたような感覚)が出るのであれば、常に一定で症状が出るはずだ。
ただそうではない方がほとんどだった。
神経伝達のメカニズムを理解すると、痛みや痺れは神経の圧迫によるものではないと分かった。
神経が圧迫されると引き起こされる症状は痛みや痺れではなく、「麻痺・感覚鈍麻」だ。
こういった正しい知識を理解している人が日本にはあまりにも少なすぎるかもしれない。
このようなことは海外では1980年代から常識的に知られているが、日本全体でこういった知識を持つ者は非常に少ないと実感する。
簡単に言えば、痛みや痺れのほとんどは筋肉に原因がある。
慢性痛のほとんどは、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)というものだ。
つまり、筋肉の硬くなっている部分が血行不良を起こし、局所的あるいはその周りに波及して痛みや痺れがでるということだ。
硬くなっている部分をトリガーポイントと言い、その部分を圧迫すると症状が出る。
逆に言えば、そのトリガーポイントを除去することによって症状が緩和することがほとんどだ。
トリガーポイントを除去するにはマッサージ、電気刺激、トリガーポイントブロック注射、温罨が良いとされている。
これらも全て医師によって既に発表されている。
もっと詳しく知りたい方はこちらのブログを参考にしてみてほしい。
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/
また、このブログを見ている方の中にも、さまざまな症状で長年苦しんでいる方もいるかもしれませんね。
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1人でも多くの方のお役に立ちたいのでこれからも情報を発信していく予定です。
次回は「脳と痛みの関係」について発信いたします。
どうぞよろしくお願いします。
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